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就職キャリア支援センターが「企業と大学との就職懇談会」を開催

柳谷理事長、土屋学長と名刺交換を希望する採用担当者が長蛇の列を作った 至る所で双方の情報交換が行われた

柳谷孝理事長、土屋恵一郎学長はじめ法人役員・大学役職者、各学部・大学院の教員と、明大生の採用実績が一定以上ある企業の採用担当者が情報交換を行う「企業と大学との就職懇談会」が10月10日、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催された。

これは、明治大学側から教育内容や就職支援の現状について、企業側からは採用状況等の情報を交換することで連携を深め、双方の活動に役立てようと毎年大学が開催しているもの。今年は約450社から採用担当者の参加があった。

第一部の冒頭、柳谷孝理事長があいさつに立ち、日頃からの採用に対し謝意を示すとともに、未来予測が困難な社会であることに触れ、「就職に強い大学という評価に甘んずることなく、一人ひとりの学生に親身で丁寧な支援を続けていきたい」と力強く呼びかけた。

続いて、政治経済学部の加藤久和教授が「人生100年時代の働き方—AIやロボットは救世主か?」と題して講演。自身の研究テーマである社会保障論に関連させ、フリーランサー的な働き方や女性の活躍、外国人労働力とAI、ロボットの活用など、人生100年時代の働き方を展望した。

第二部の懇談会は、会場をビクトリーフロアに移して行われた。あいさつに立った土屋学長は、経団連の“就活ルール”撤廃の発表について「学生にとっては大事な暦である」と一定のルールは必要であるという見解を示した。さらに、日本私立大学連盟の就職問題委員長を務める立場を踏まえて「大学の教育を守り、多様な能力を持った学生たちの将来を守っていきたい」と意気込み、採用担当者へ理解を求めた。