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第12回お茶の水JAZZ祭を開催、“過去最高のステージ”との声も。

宇崎氏、阿木氏もステージを盛り上げた

10月7日、アカデミーホールを会場に第12回お茶の水JAZZ祭が開催された。冒頭では総合司会の宇崎竜童氏と阿木燿子氏から「母校明治大学および千代田区地域団体の皆さまのご後援、関係者の皆さまによるご協賛など多数のご支援により、12回目を迎えることができ、心より感謝申し上げたい」と謝辞が述べられた。

第一部では世界でその名が知られる気鋭のフラメンコギタリスト徳永兄弟が6人編成で出演。宇崎氏、阿木氏が作詞作曲のヒットナンバーも披露し、本場スペインでも絶賛された演奏技術が大いに会場を沸かせた。

第二部では、日本では珍しいブギウギ・ピアニストとして活躍する斎藤圭土氏が登場。普段のクラシック演奏とは雰囲気が一変する超絶な技巧あふれる演奏に、「指が20本あるのではないか。初めてブギウギを知ったが感動した」と会場から声が上がっていた。続く第三部では、日本が誇る老舗のビッグバンドであるアロージャズオーケストラが大阪から駆け付け、スタンダードナンバーをはじめとして熟練の腕前を披露。斎藤圭土氏との即興セッションに観客も酔いしれていた。

そして恒例のグランドフィナーレでは、その日限りのスペシャルセッションが実現し「スペイン」を演奏。会場の盛り上がりは最高潮に達した。なお、当日の運営は「音楽を通じた町おこし」をコンセプトに宇崎氏を道場主として千代田区で活動する明大町づくり道場の学生約40人が担い、本学学生のホスピタリティとその動きに来場者をはじめ出演者からも大きな賛辞が寄せられた。音楽を通じた千代田区地域連携活動の柱として、すっかり地域に定着したお茶の水JAZZ祭は、来年10月の第13回開催に向け、新たなスタートを切った。
(社会連携事務室)