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情報コミュニケーション学部が「国際交流(世界のキャンパスから)」特別公開イベントを開催

呉氏の発言に熱心に耳を傾ける来場者

情報コミュニケーション学部は10月8日、世界各国の大学・研究機関から新進気鋭の研究者を短期に集中的に招請し、一つの授業科目とする「国際交流(世界のキャンパスから)」の一環として、台湾の国史舘館長・呉密察氏を招いた特別公開イベントを駿河台キャンパス・リバティホールで実施した。

第一部では、コーディネーターの大黒岳彦教授からの当イベントの趣旨説明および講演者である呉密察氏の紹介があった後、コメンテーターの三澤真美恵氏(日本大学文理学部教授)が「太陽花學運」に至る台湾史について説明し、続いて、呉氏のインタビュー形式の基調講演が行われた。呉氏は自身の日本への留学体験を踏まえながら、学問と政治的な実践とのつながりについて、また、日本と台湾とが置かれている政治状況の違いについて、学生に分かりやすく解説した。
第二部は、情報コミュニケーション学部の須田努教授と清原聖子准教授も登壇し、トークセッションが行われた。須田教授からは学問をする際の自らの立場や視点に自覚的であることについての問題提起がなされ、清原准教授からはアメリカにおける社会運動にも触れながら、政治とメディアとの関係に関する話題が提供された。これらのテーマについてコメンテーターの三澤氏や学生も交えた活発なやりとりがなされた。

当日は、教員・学生・一般来場者を含めて約180人の参加者があり、盛況な特別公開イベントとなった。
(情報コミュニケーション学部)