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農学部・野菜園芸学研究室がアスパラガス「採りっきり栽培」セミナーを開催

圃場では実際にアスパラガスの株を見学 セミナーでは詳細な手法や事例が紹介された

農学部野菜園芸学研究室(元木悟准教授)と共同研究を行うパイオニアエコサイエンス(株)は11月17日、明大発のアスパラガス新栽培法「採りっきり栽培」の普及と地域農業との連携を目的としたセミナーを生田キャンパスで開催。生産者や試験研究機関など約130人が参加した。

「採りっきり栽培」は、アスパラガスの株を1年間養成したあと、翌春に萌芽する若茎をすべて収穫し、その株の収穫を終了させる。ホーラーを用いた苗の深植えにより大株が養成できることにより、太ものの若茎の収量が増え、省力かつ低コストで高品質多収を実現でき、高収益が見込める栽培法として、注目を集めている。

今回は、北圃場において、10月の台風24号で被害を受けたアスパラガスの株がどのような状態であるかなど、自然災害に強い「採りっきり栽培」の生育状況を見学した後、教室に場所を移してセミナーが行われた。元木准教授をはじめ研究に携わった学生による「採りっきり栽培」の手法や事例の解説や、生産者を交えてのパネルディスカッションが行われ、画期的な栽培方法への理解が深められた。