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土屋学長が北京大の郝平新学長を表敬—— 学術、文化面での交流について意見交換

交流の「絆」を確認(左4人目から)兒玉総監督、郝学長、土屋学長

土屋恵一郎学長は11月2日、中国・北京大学の郝平学長を訪ね、前月23日の学長就任を祝賀。会談では、2009年の学術交流協定だけにとどまらない、文化・芸術・スポーツ分野での交流について意見交換した。

出迎えた北京大の郝平学長は、明大との長期にわたる交流にまずは謝意を述べた。さらに、10月26日に安倍晋三首相が訪中した際、北京大で開催された学生とのシンポジウムで、同大内にある「明治大学マンガ図書館閲覧室」の説明を北京大生が行ったことや、自身が日本の書道や印鑑、お茶などの伝統文化を大切にする姿勢に啓発されていることなどを話しつつ、改革開放40年の歩みで日本の多くの友人から力を得ているとあいさつした。

北京大を初めて訪問したのは、10年前の卓球交流だったと振り返った土屋学長。昨年7月にリバティタワーで開催した北京大との卓球交流イベントで、学生たちが大変喜んでいたことを紹介するとともに、2014年開館以来の北京大にある本学マンガ図書館にかかわる諸事に謝意を述べ「今後も、マンガを含む文化・芸術、スポーツのあらゆる分野での交流を深めていきたい」と意欲を語った。さらに「近いうちの郝平学長の明治大学訪問を楽しみにしている」と結ぶと、郝平学長は何度も笑顔で頷いて応えた。

今回の表敬訪問をセッティングした明治大学体育会卓球部の兒玉圭司総監督は「1972年のアジア選手権の監督として初めて訪中して以来、50回を超える卓球交流を重ねる。これからも、小さなピンポン玉を通じた大きな交流に尽力していきたい」と決意を漲らせた。

新たに就任した郝平学長は、日本の大学の学長とは初めての会談だった。また、安倍首相と習近平国家主席らとの会談によって青少年交流を通じて相互理解を促す取り組みが合意され、翌日3日に行われた北京大との卓球交流が実質的には初めての交流イベントとなり注目を浴びた。