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「障がい学生支援基本方針」を制定——職員向け障がい学生支援説明会を開催

基本方針の概要を説明する浜本副学長

明治大学は2018年11月、障がいのある学生と障がいのない学生とが平等に教育研究活動を営むことができる環境を整備することなどを目的に「明治大学障がい学生支援に関する規程」および「明治大学障がい学生支援基本方針」を策定した。

これを受けて、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」(2016年4月施行)を機に障がいのある学生への支援が広がりをみせる現状を踏まえ、12月21日に障がい学生支援室(旧障がい学生学習支援チーム)主催で、現場で対応に当たる職員を対象とした「障がい学生支援説明会」を駿河台キャンパス・リバティタワーで開催し、和泉・生田・中野キャンパスにもライブ配信した。

同説明会は、浜本牧子副学長(男女共同参画・障がい者少数者支援担当)によるあいさつに続き、第1部では、東京都福祉保健局から講師を招いて「障害者差別解消法」および「東京都障害者差別解消条例」についての解説が行われ、合理的配慮の提供事例などを踏まえながら障がいのある学生への対応について知識を深めた。続く第2部では、教務事務室内・障がい学生支援室の担当者が、障がい学生支援基本方針の説明をはじめ、支援体制や啓発活動などの取り組みを紹介し、「寄り添う気持ちと、日々のちょっとした気付きと手助けが障がいのある学生の安心につながる」と理解を求めた。

「明治大学障がい学生支援基本方針」概要

明治大学は、教育研究機関の社会的使命として、当該法律、関係法令等を遵守するとともに、本学の建学の精神である「権利自由」「独立自治」に基づき、本方針を策定。

教職員および学生が同心協力し、障がいのある学生の修学支援を推進することにより、すべての学生が、障がいの有無によって分け隔てられることなく、キャンパスのあらゆる場において平等に教育研究その他の活動の機会が得られ、尊重され、個々の能力を活かすことのできる「ダイバーシティ‐フレンドリーキャンパス」の実現を目指す。