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第25回連合駿台会学術賞・学術奨励賞 鍾教授(政経)が学術賞、石丸准教授(農)が学術奨励賞を受賞

日中比較研究について講演した鍾教授 (左から)柳谷理事長、石丸准教授、鍾教授、田村会長、土屋学長

連合駿台会は1月16日、「第25回連合駿台会学術賞・学術奨励賞」を発表し、政治経済学部の鍾家新教授が学術賞を、農学部の石丸喜朗准教授が学術奨励賞をそれぞれ受賞した。

同賞は、政財界などで活躍する明治大学校友の親睦団体である連合駿台会が、本学教員らによる学術研究上の特に優れた成果を表彰するもの。 駿河台キャンパス・アカデミーコモンで行われた学術賞受賞記念講演会の冒頭、あいさつに立った連合駿台会・田村駿会長は今回受賞した2氏をたたえ「これを機にますます明大発展のためにご尽力いただきたい」と激励した。

続いて、受賞者を代表して鍾教授が「近代以降の日本と中国における社会凝集力—日中比較研究の可能性を探る—」をテーマに講演。留学生として来日してから30年来、日中社会の比較研究を行う鍾教授は、近代社会を成立させている諸力として「祖国感情」「伝統文化」「言語感情」「最高権威」に注目し、4つの要素やそれらの相互関連を紹介しながら、世界から注目される近代以降の日本と中国の社会動向について講演した。

続く授賞式では、土屋恵一郎学長から賞状、田村会長から記念品がそれぞれ受賞者に手渡された。これを受けて鍾教授は「明治大学に来てから18年。今後もさらに研究を推進し、学生に還元していきたい」、石丸准教授は「より一層、研究に励み、今後も学生への指導を丁寧に行っていきたい」と、それぞれ関係者への感謝を述べるとともに、より一層研究にまい進していくことを誓った。

連合駿台会学術賞

【社会科学】政治経済学部 鍾 家新 教授
 「『社会凝集力の日中比較社会学』—祖国・伝統・言語・権威」

連合駿台会学術奨励賞

【自然科学】農学部 石丸 喜朗 准教授
 「刷子細胞による腸脳軸を介したエネルギー代謝調節機構」
 「Catecholamines Facilitate Fuel Expenditure and Protect Against Obesity via a Novel Network of the Gut-Brain Axis in Transcription Factor Skn-1-deficient Mice」