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国際日本学部・山脇ゼミ「第6回なかの多文化共生フォーラム」を開催

運営にあたった山脇ゼミ。酒井区長(前列中央)らと 活発な意見交換が行われたワークショップ

国際日本学部・山脇啓造ゼミは12月18日、明大生と地域住民がともに中野のまちについて考える「第6回なかの多文化共生フォーラム」(後援:中野区、中野区観光協会)を中野キャンパスで開催した。

「グローバル時代の東京~外国人も日本人も住みやすいまちをめざして~」と題し、中野区の酒井直人区長、中野区観光協会の宮島茂明理事長をはじめ、付属中野高等学校と中野八王子高等学校の生徒、地域住民、山脇ゼミの学生ら合わせて約90人が参加した。

第一部では、今年度の山脇ゼミ活動報告が行われ、小学生向け多文化理解ワークショップ、やさしい日本語プロジェクト、中野区でのボランティア活動や東京都主催の多文化共生プレゼンコンテストなどの取り組みを紹介。酒井区長からは多文化共生プレゼンコンテストで提案した「Tokyo Borderless 運動会をぜひ中野で実現してほしい」などの講評を受けた。

続く第二部のワークショップでは、「中野区の多文化共生~中野の空の下、共に生きよう~」をテーマに、参加者が10グループに分かれて、「共同住宅でのゴミ出し」「バス車内での通話」「コンビニでのやり取り」について話し合いが行われた。入管法改正により外国人労働者がさらに増えてくることが予想される中で、日本人と外国人が共生していく方法について、ロールプレイを行いながら理解を深めた。

参加者からは、「ロールプレイを通じて今まで考えなかったことに気付くことができた」「これから行政として取り組むヒントをいただいた」などの感想が聞かれ、さまざまな視点からより良い中野のまちを考える機会となった。