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日経 未来面シンポ「つくりかえよう。」土屋学長が企業トップと議論

未来を生きる若者にメッセージを送る土屋学長

日本経済新聞社主催(後援:明治大学)の日経未来面シンポジウム「『つくりかえよう。』~企業トップと話ができる。就職活動に役立つ~」が2月27日、駿河台キャンパス・アカデミーホールで開催され、明治大学から土屋恵一郎学長がパネリストの一人として登壇した。

このシンポジウムは、企業のトップが日本経済新聞の紙面を通じ、未来を切り開くための斬新なアイディアを読者から集めるという「未来面」プロジェクトの一環で、リアルな場で企業や大学トップと読者が直接ディスカッションを深める機会を提供することが目的。近年では就職活動を控えた学生を対象とした企画として大学と連携している。

熱心に聞き入る学生たち

当日はまず、(株)三菱ケミカルホールディングス代表執行役社長の越智仁氏、日東電工(株)取締役社長の髙﨑秀雄氏、大和ハウス工業(株)代表取締役社長の芳井敬一氏、三井住友海上火災保険(株)取締役社長の原典之氏が登壇し、各企業の取り組みについてショートスピーチを実施。その後、土屋学長、就職コンサルタントの村山涼一氏を加えた6氏によるパネルディスカッションが行われた。

テーマに挙がった「海外の企業にない日本企業の強み」「デジタル社会で必要な能力」「グローバル人材とは」に対し土屋学長は「モラリティがあることが外資系企業にはない日本企業の特長」「既存のものを結合させて新しいものを生み出すことができる能力が求められている」「グローバルな舞台ではインテグリティー(高潔さ、誠実さ)が重視されている」など持論を展開。他にも海外戦略やダイバーシティの取り組みについて意見が交わされた。

質疑応答では、「将来的な社会保障と財政のバランスを企業はどう考えるか」「将来に向けて個性を磨くためにどうアプローチしたらよいか」「欧米と比較した日本の大学の存在意義」など会場の学生から鋭い質問が多数寄せられ、活発な議論が展開された。