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自動運転社会総合研究所が対馬市と連携協定を締結 —自動運転の実装化など共同研究を推進

固い握手で連携を誓う土屋学長と比田勝市長(中央右)

明治大学自動運転社会総合研究所と長崎県対馬市は3月21日、地域の持続的な発展に向けた共同研究事業等に関する連携協定を締結した。同日、調印式が駿河台キャンパスで執り行われ、土屋恵一郎学長(研究・知財戦略機構長)と比田勝尚喜対馬市長が協定書に署名をした。

島内唯一の公共交通機関であるバス事業における人材不足、林業振興や漂着ゴミ回収等の環境対策等が課題となっている対馬市。今回の協定締結では、自動運転社会の実現による地域の持続的発展に寄与すべく、法律・技術・保険・地域創生・社会実装化の部門で横断的・学際的な研究を進めている自動運転社会総合研究所とともに、さまざまな課題の解決に向けて共同研究を推進していくこととなる。今春以降には、対馬市における自動運転バスの実証実験も計画されている。

協定締結にあたって、比田勝市長は「生活路線の確保やその他の課題にも大きく寄与し、人口減少が進む島にとっても大きな変化をもたらしてくれる」と述べ、土屋学長は「対馬が抱える課題をどう解決していくか、社会的な公共財としての大学の役割をしっかりと果たしていきたい」と意気込みを語った。