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「明治大学文学賞」大賞に林さん(理工研1)、小野さん(文2)

受賞者、選者と受賞者の家族ら

第10回「明治大学文学賞」の表彰式が2月28日、駿河台キャンパス・リバティタワーの岸本辰雄ホールにて開催され、「第一部門 倉橋由美子文芸賞」大賞に林真さん(理工学研究科1年)の『サブスクリプション・ライフ』、「第二部門 阿久悠作詞賞」大賞に小野光梨さん(文学部2年)の『コーヒー』が選ばれた。

同賞は、学生の意欲的な課外活動を奨励することを目的に2009年から開始。10回目を迎えた今回より「明治大学連合父母会文学賞」から「明治大学文学賞」と名称を変更し、連合父母会と㈱阿久悠の後援によって催された。明大生を対象に作品を募集し、今年は文芸賞に32作品、作詞賞に72作品の応募があった。

表彰式は、合田正人文学部長のあいさつ、越川芳明副学長(学務担当)の祝辞に続いて、賞状および副賞が受賞者に贈呈された。さらに、文芸賞・作詞賞それぞれの選者を代表して、波戸岡景太理工学部教授と作家の三田完氏による講評が行われた。「自分が得意としないものをフィクションとしてどのように提示するか、受賞作品を読み比べて見つめてほしい」(波戸岡教授)、「大賞作品は日記のような雰囲気で、主人公の存在感が強く残った。阿久悠さんが好みそうな作品」(三田氏)と、アドバイスや作品の感想を述べた。

続いて各部門の大賞受賞者があいさつに立ち、「受賞を励みにこれからも書き続けていきたい」(林さん)、「歌の中なので、普段言えないようなことや大それた願いを込めて書いた」(小野さん)と喜びを語ると、列席者から盛大な拍手が送られた。

最後に、作曲家の武藤良明氏が作編曲、歌手のマユミーヌ氏が歌唱を行った作詞賞大賞作品の『コーヒー』の披露と、受賞者らの記念撮影が行われ閉式となった。

第10回「明治大学文学賞」受賞作

第一部門
倉橋由美子
文芸賞
大賞 『サブスクリプション・ライフ』 林 真(理工研1)
佳作 『4百33頁』 武政 りお(情コミ1)
『人間ガチャ(N)』 小松 陽登(政経2)
『雪崩れ』 谷口 岳(理工研2)
第二部門
阿久悠
作詞賞
大賞 『コーヒー』 小野 光梨(文2) 【A】自由作詞形式
佳作 『初時雨』 米澤 歩佳(文4) 【B】課題タイトル作詞形式
『ジャニスに捧ぐ』 和田 遼郁(政経1) 【A】自由作詞形式