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岩手県大船渡市と連携協力協定を締結

署名を取り交わした土屋学長と戸田市長(写真右) 協定締結式に臨んだ明治大学と大船渡市の関係者

明治大学と岩手県大船渡市は「連携協力に関する協定」の締結式を5月28日、駿河台キャンパス・矢代操ホールにて実施した。大学から土屋恵一郎学長、竹本田持副学長(社会連携担当、農学部教授)ら関係者と、大船渡市の戸田公明市長らが出席した。

大船渡市は、東日本大震災により甚大な被害を受けた地域の一つで、明治大学と2012年4月に「震災復興に関する協定」を締結。明治大学はこれまで約7年にわたり大船渡市の復興支援に携わってきた(本紙643号既報)。このたび、新たに「連携協力に関する協定」を締結したことで、震災復興支援だけではなく、地域振興や人材育成などのより幅広い分野における連携を推進し、これまでの関係のさらなる発展を目指していくこととしている。

締結式であいさつに立った戸田市長は「明治大学の学生による中高生を対象とした学習支援や、地域産業をさらに活性化させるための取り組みなど、多彩でエネルギッシュな活動により被災者に大きな希望を与えていただいた」と謝辞を述べた。また、「東日本大震災から8年が経過し、復興の総仕上げとともに地方創生にも取り組む新たなステップに進む中で、明治大学と広範かつ深みのある協定締結に至ったことは市政推進の大きな力になる」と今後の相互協力に期待を込めた。

それを受けて土屋学長は、これまでの交流や学生の活動受入に対する謝意とともに、「今後の双方の発展に向けて、ますます協力関係を強めたい」と述べ、協定書を取り交わした。