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「兒玉圭司文化・芸術振興奨励金」—総合数理学部橋本研究室の学生が受賞

受賞した「にんにんラボ」の9人と兒玉氏(前列中央)ら

2018年度「兒玉圭司文化・芸術振興奨励金」の奨学生が決定し、6月19日、駿河台キャンパス・大学会館で目録贈呈式が催された。この賞は文化・芸術活動に優れた学生を称えるため、本学校友の兒玉圭司氏による寄付金を原資として新設され、総合数理学部・橋本直研究室所属の学生チーム「にんにんラボ」に贈られた。

「にんにんラボ」は、2018年11月14~16日に開催された「第26回国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC2018)」における総合優勝と観客大賞を受賞。平野祐也さん、椎名星歩さん、西川尚志さん、竹永正輝さん、丸山寛人さん、武田雄太さん、渡邉真輝さん、浅野日登美さん、千葉麻由さん(いずれも総合数理学部4年)の9人が奨学生となった。

贈呈式では、兒玉氏、土屋学長からそれぞれ激励の言葉が贈られた後、コンテスト優勝作品「ブレインツリー」が披露された。視覚や触覚をコントロールして「頭に植物が生える感覚」を土屋学長らが実際に体験した。

奨学生を代表してあいさつに立った平野さんは、兒玉氏への謝意と共に「9人グループでは予定や役割分担の調整がつかず苦労が多かったが、最後まであきらめずに続けることができた」と振り返り、「今後関連学会での発表に向けて、システムのアップデートや論文制作に励みたい」と語った。