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土屋学長がマレーシア工科大学を表敬訪問

芳名帳には「UTMとの友情と未来のために」と記された

土屋恵一郎学長は8月20日、学長特任補佐の堀江正彦元マレーシア大使らとともに、マレーシア工科大学(UTM:University of Technology, Malaysia)を訪問。ワヒド・ビン・オマー学長、国際担当のイズメイ副学長らと、両大学のさらなる連携強化に向けて意見交換を行った。

UTMと本学は、本学国際化の草創期からの協定校として、2004年に学術交流協定を結んでおり、学生・研究者交流において着実な成果を積み重ねている。

UTMは、マレーシアで最も古い理工系大学で、マレーシアにおける工学系人材の3分の2を輩出している国立の研究重点大学。本部はマレー半島最南端、シンガポールに隣接するジョホール州に位置する。

懇談では、交換留学や本学大学院経営学研究科との間で実施されているダブルディグリー・プログラム、工学と経営学のコラボレーションによる連携が着実に深化していることなどが確認された。その上で、UTM側から、明大生を受け入れる留学プログラムの拡充と、さらなる研究交流を促進させたいとの意向が示された。

土屋学長も、両大学のキャンパス内にあるサテライトオフィスを活用して、連携を強化していきたいと応えた。また、理工系分野に加え、農業やライフサイエンス、折り紙研究やマンガ・ゲームなどのクールジャパン分野などとの新たな可能性についても期待を述べた。

2時間ほどの懇談を終えた土屋学長は、芳名帳に「UTMとの友情と未来のために」と記した。ワヒド学長からは、来年11月に開催されるUTM学長フォーラム2020への出席と基調講演が要望され、あらためて固い握手が交わされた。

翌21日には、UTMクアラルンプール校の中にあるマレーシア日本国際工科院(MJIIT)のアリ院長とも面談。推進中の共同研究等について意見交換する機会を得ることができた。