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国際日本学部・山脇ゼミ 中野区長と外国人留学生の懇談会

参加した留学生・ゼミ生らと酒井区長(前列中央)

国際日本学部・山脇啓造ゼミナール(多文化共生論)は7月3日、中野区と共催で「中野区長と外国人留学生の懇談会」を中野キャンパスで開催。学生や区民ら100人を上回る参加があった。

5回目となる今回のテーマは「外国人も日本人も住みやすいまちを目指して」。外国人が住宅探しをする難しさや、近所付き合い、ゴミ出しといった生活マナーについて、酒井直人中野区長と韓国、ベトナム、台湾、中国、ミャンマー出身の外国人留学生と日本人学生の計10人(うち6人が中野区在住)が討論を行った。

各テーマについて活発な意見交換が行われた後、最後に酒井区長と山脇教授があいさつに立った。酒井区長は「知らない国に来て、孤立して、助けてもらえない状況をつくらないようにすることが行政の役目」、「地域に友だちをつくってもらい、いろいろなコミュニティに入れるような環境を整えていきたい」と感想を述べた。山脇教授は「今年4月に中野区に文化・国際交流課ができて、多文化共生の担当係長が配置された。今後はさらに連携を深めて具体的なアクションを起こしていきたい」と締めくくり、閉会となった。

今回の企画運営を行ったゼミ生からは、「今回の懇談会が、中野の多文化共生社会づくりに向けた新たな一歩になれば」、「区長の『すぐ実践します』という発言が印象的だった」といった意見が上がるなど、多くの参加者にとって有意義な機会となった。