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商学部・所ゼミ メキシコ大使館で研究発表

発表を行った所ゼミの学生ら

商学部の所康弘ゼミナールの学生が、7月19日に駐日メキシコ大使館で研究成果のプレゼンテーションを行った。発表会にはアエロメヒコ航空の日本支社長をはじめ、在留メキシコ人、大使館関係者、一般の方々など約70人が出席し、学生の発表に耳を傾けた。

所ゼミは、本学の協定校であるメキシコのグアダラハラ大学経済経営学部の教員や学生と2018年度から1年間をかけて共同研究を実施。メールやスカイプによるテレビ電話などを活用し、現地の教員らと議論を重ねた。さらに、メキシコ人学生を対象とした数百人規模のアンケートを実施し、その解析を行った。また、商学部校友の和久井伸孝氏が社長を務めるメキシコの旅行会社であるビアヘス東洋メヒカーノや、国際日本学部校友の青木優氏が社長を務める訪日外国人向けwebマガジンの運営会社である㈱MATCHAなど企業の協力を受けて、インタビュー調査も実施した。

訪日外国人観光客市場の拡大が続く中、メキシコからの旅行客も増加傾向にある。そこで、所ゼミではメキシコ人の旅行観を掘り下げて分析し、現在のツアー・アプローチの方法とその問題点を明らかにし、さらなるインバウンド需要を喚起するためのビジネス・モデルを提案した。

発表後には、グアダラハラ大学観光学科長のサルバドール・ゴメス=ニエベス教授をはじめ大勢のメキシコ人教員や学生からのコメント動画が上映された。「入念な調査に基づく素晴らしい内容」、「学生らしい柔軟な発想の研究で、その創造性に感服」などといったメッセージが寄せられた。