Go Forward

校友会活動を通じて大学にできることは 校友会長 北野 大



まず初めに、向殿前会長には10年もの長きにわたり校友会長として母校の発展にご尽力をいただき、本当にありがとうございます。

物事を成すにはキャッチフレーズが大切です。「クールビズ」が成功したのも、その言葉の持つ素晴らしさとトップダウン方式の進め方です。わが明大校友会にも向殿前会長の提唱した「明治はひとつ」という素晴らしいキャッチフレーズがあります。このキャッチフレーズと向殿前会長のトップダウンの運営方針により、校友会活動は大変に活性化されました。

今回、会長職を仰せつかるにあたり、これまで提唱されてきた「明治はひとつ」に代わる、いいキャッチフレーズがどうにも思い浮かびません。「ワン明治」や「オール明治」ではどうにも新規性がありません。したがって私は「明治はひとつ」を今後も継承したいと思います。

かつて小泉元総理大臣が、「人生には3つの坂」があると言われました。「上り坂」、「下り坂」、そしてもう1つが「まさか」という“さか”です。われらが母校明治大学はまさに上り坂で大変頼もしく、一方私自身の人生はそろそろ「下り坂」であると思っておりましたが、ここに「まさか」という新しい“さか”が加わりました。

今後は、2019年度の事業計画に従って粛々と向殿先生の敷いてこられたレールの上を走っていきたいと思います。私自身は年齢的には喜寿で年に不足はありませんが、校友会の運営についてはまだまだ若輩です。皆さま方のご協力、ご指導をいただきながら4年間の任期を全うしたいと考えています。最後にケネディー大統領の有名な就任演説を引用して会長就任のご挨拶に代えさせていただきます。
And so, my fellow alumni members, ask not what your alumni association can do for you, ask what you can do for our Meiji University through alumni activities.