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中央図書館ギャラリー展示「城市郎文庫展—出版検閲とその処分」と記念講演会について





前回の「城市郎文庫展」(2012年)の様子から

明治大学図書館では、発禁本コレクター城市郎氏の旧蔵資料目録『城市郎文庫目録』を2017年に刊行しました。

特色あるコレクションとして位置づけられる城市郎文庫所蔵資料の中から、戦前の出版検閲により発売禁止をはじめとする処分を受けた貴重な資料や、戦後の刑法175条(猥褻物関係)により摘発された資料などを展示し、分かりやすい解説とともに出版検閲の歴史や概要を理解していただく機会を提供したい、というのが本展示の企画の趣旨です。

また、ギャラリー展示とともに記念講演会を開催し、出版検閲に関する講演や、城市郎氏と親交のあった方をお招きして城市郎氏の軌跡やその人物像を振り返りながら当コレクションの意義を広く一般市民の方へも伝える場を設けたいと考えております。

なお、記念講演会の講演記録は、明治大学図書館紀要『図書の譜』(第24号、2020年3月刊行予定)に掲載を予定しています。

中央図書館ギャラリー展示

    「城市郎文庫展—出版検閲とその処分—」

  • 会 期
    10月18日(金)~11月17日(日)
  • 時間
    10:00~17:00
  • 会場
    中央図書館ギャラリー
    (中央図書館1Fエントランスホール)

記念講演会

    「城市郎文庫と出版検閲」(仮)

  • 会 期
    10月26日(土)
  • 時間
    13:30~17:00(予定)
  • 会場
    明治大学中央図書館
    地下1階多目的ホール

講師と内容(予定)   講師 内容
講演1 浅岡邦雄(城市郎文庫研究会・元中京大学教授) 城市郎文庫の概要と特徴、出版検閲の処分等について
講演2 山泉進(城市郎文庫研究会・明治大学名誉教授) 「大逆事件」後の出版検閲や明大卒業生・山崎今朝弥、布施辰治の検閲処分について
ゲスト 湯原公浩氏(株式会社平凡社)聞き手・須川善行(城市郎文庫研究会) 城市郎氏にまつわる思い出や雑誌『別冊太陽』での「発禁本特集」のことなど