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「対馬サマースクール」に38人の明大生が参加

島内の説明を受ける学生たち

長崎県対馬市が主催する「明治大学対馬サマースクール」が、9月9日~17日にかけて、実施された。明治大学から38人の学生が対馬市を訪れ、長崎大学から2人、都留文科大学から1人が加わり総勢41人が参加。

これは、明治大学自動運転社会総合研究所の地方創生部門と(一社)JA共済総合研究所が運営にあたり、㈱東横INN対馬厳原・対馬比田勝、シダックス㈱、花王㈱など8社の協力支援を得て、「地方創生とSDGs~持続可能な未来をデザインする~」をテーマに、対馬の人々の暮らしや自然、歴史文化の体験を通じて持続可能な未来のデザインを学生たちが思考することを目的として企画された。

9日間にわたって行われたサマースクールでは、地元企業や病院、農業や漁業・林業などに携わる対馬の方々などを訪問。離島である対馬の産業や医療体制の現状、さらには島に暮らす高齢者や観光客のための公共交通システムの重要性について、実際に対馬で暮らす人々と交流しながら学ぶ機会となった。

参加した学生からは、「地域医療が住民と共にあることが高齢者の病気を防ぎ、地域に浸透するために大切だと感じた」「交流した高齢者の皆さんが若々しく驚いた。学生同士のような雰囲気ですぐに打ち解けることができてうれしかった」といった感想が寄せられるなど、貴重な体験を通じて理解を深めた様子だった。