Go Forward

専門職大学院ガバナンス研究科 スポーツと地域創生を考えるシンポジウム

基調講演に登壇した上條典夫氏 パネルディスカッションの様子

専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)は、9月22日、駿河台キャンパス・リバティホールにてシンポジウム「スポーツイベントと地域創生」を開催した。

本シンポジウムは、上條典夫ガバナンス研究科特別招聘教授(㈱電通執行役員)による基調講演「スポーツイベントがもたらす経済的効果、そして元気になる街」と、パネルディスカッションによる2部構成。

基調講演では、各省庁や自治体が実施するスポーツによる地方創生の取り組みや効果、その効果をより上げるための方策が具体例を挙げて紹介された。

続くパネルディスカッションには、校友である青木尚二氏(㈱JTB執行役員、81年商学部卒)、荻原健司氏(スキー・ノルディック複合金メダリスト)、加藤久氏(FC町田ゼルビアアカデミーみらいプロジェクトコーディネーター、認定NPO法人ヴィクサーレスポーツクラブ理事長)、そして上條典夫氏らが登壇し、スポーツと地域創生について議論がなされた。論点は、日本への外国人観光客が急増するなか、地域によっては彼らへの対応が追い付かずオーバーツーリズムになってしまっていること、観光客へのマナーに関する注意喚起、海外のスポーツ団体を招いた際の自治体の対応の在り方など多岐にわたり、それぞれの専門分野や経験をもとに意見を交わした。

開催中のラグビーワールドカップや来年開催の東京2020大会を控える今、「スポーツイベントと地域創生」について、考察を深める機会となった。