Go Forward

福島県新地町との連携事業に学生が参加

「遊海しんち」の運営に協力した学生(写真提供=しんちーむ) 研修中に行った子供たち向けの読み聞かせ企画(写真提供=新地町図書館)

社会連携機構は、福島県新地町との連携事業として、8月に町内で行われた行事や新地町図書館での研修に延べ約65人の学生を派遣した。

新地町は2011年に発生した東日本大震災の被害を受けた地域で、本学とは2012年に震災復興に関する協定を締結、2019年に新たに包括的な連携協定を締結した。このたびの連携事業では、震災後9年ぶりに復活した夏祭り「遊海しんち」の運営ボランティアや、学生が小学生向けの学習プログラムを企画・実施する特別授業、自然・環境教育を目的とする小学生デイキャンプ(日帰りキャンプ)の開催に協力するため、公認ボランティアサークル「しんちーむ」や「体育会ローバースカウト部」の学生が同町を訪問した。

これらの事業は、単なるボランティア派遣プログラムではなく、新地町の担当職員や教育委員会の指導のもと、学生たちが活動を通じて社会性や実践力を養えるよう受け入れの工夫がなされている。

また、新地町図書館での研修は、明治大学から新地町への依頼事業として実施。司書課程の履修学生を対象に参加者を募集し、5人の学生が5日間の研修で司書の実務を経験した。滞在中には、図書館の本を利用してクイズの解答を考えてもらう参加者の持ち込み企画「図書館クイズビンゴ」や子供たち向けの読み聞かせ企画を実施し、来館者との交流を深めた。
(社会連携事務室)