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第22回 ホームカミングデー さまざまなイベントを開催

10月27日に駿河台キャンパスで開催されたホームカミングデーでは、講演会やステージパフォーマンスなど多数のイベントが各所で行われた。催しの一部をここに紹介する。【1面に関連記事】

リバティアカデミー校友会寄付講座

『日本一のおんせん県』大分の魅力と観光客受入の工夫 ~別府市での取り組みから各地の観光地づくりを考える~



リバティアカデミー主催のホームカミングデー特別企画で、校友会からの寄付講座として開講。校友会名誉会長である村山富市氏(第81代内閣総理大臣)の出身地である大分県の魅力をテーマにパネルディスカッションを行った。

今回は、県内でも特に別府市に焦点をあて、行政、観光業、地場商品の製造業の分野で活躍する3名の校友が登壇。コーディネータは、奥山雅之政治経済学部准教授が務めた。

2016年4月に発生した熊本・大分地震の被害を乗り越え、独自の地域プロモーションに取り組む政策や、BEAMSなどとコラボして開発する新たな商品による地域ブランド戦略など、産官の連携と地域の人々によって創出される別府市の魅力について熱い議論が交わされた。

リバティアカデミー

明治大学・長崎県連携記念講座「隠元禅師と黄檗文化」



本講座は、明治大学と長崎県との連携協定の締結を記念する講座としてリバティアカデミーが主催。長崎県が長く取り組んできた諸外国との交流の歴史のうち、今回は中国との交流史の一つである「隠元禅師と黄檗文化」をテーマに開講した。

土屋恵一郎学長、中村法道長崎県知事による開会あいさつの後、長崎県より長崎学アドバイザーの本馬貞夫氏が登壇し、「隠元禅師と黄檗文化-長崎から上方・江戸へ」をテーマに講演。隠元禅師一行が来日した経緯と黄檗宗の伝来、現在も日本人の生活に根付く黄檗文化について解説した。

その後、中国史を専門とする元文学部教授の氣賀澤保規氏が加わり、隠元禅師一行が来日した頃の中国の時代背景について解説した後、講師2人の対談により、禅師が来日した目的や残した業績について理解を深めた。

植物工場シンポジウム

農業への企業参入による効果と未来



明治大学植物工場基盤技術研究センター(以下「センター」という)は、「農業への企業参入による効果と未来」と題し、共同研究企業3社(大和ハウス工業㈱、㈱NTTファシリティーズ、菱熱工業㈱)とシンポジウムを開催。一部の基調講演では、センター長の池田敬農学部教授が、2009年度経済産業省「先進的植物工場施設整備事業」により設置されたセンターの概要やこれまでの活動内容を紹介した。二部は共同研究企業を交えてパネルディスカッションを行い、なぜ異業種から農業に参入するのか、企業や大学が農業に果たす役割等について議論が交わされた。閉会後は、参加者と名刺交換が行われるなど、今後のセンターの発展を大いに感じさせるシンポジウムとなった。

リバティタワー1階エントランスに設置されたステージでの各種パフォーマンスや、子ども向けキッズワークショップ、奨学サポートチケット販売・福引、物産展など、さまざまな催しが目白押し。運営スタッフや各イベントの出演者など500人を超える学生が参加した。