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「池上彰と学ぶ どうなる?どうする?2020教育改革~いま準備すべきこと~」

「新聞や本で読解力をつけることが大切」と池上氏 本学の魅力を伝える土屋学長

朝日新聞社が主催(協賛:明治大学)する「池上彰と学ぶ どうなる?どうする?2020教育改革~いま準備すべきこと~」が10月20日、グランキューブ大阪・イベントホール(大阪府大阪市北区)で行われ、講演とパネルディスカッションに明治大学から土屋恵一郎学長が登壇した。

AI時代の到来やグローバル化など、さまざまな社会変革が起きる中で、日本の教育も2020年の大学入試改革や学習指導要領の改訂によって、大きな変化のタイミングを迎えている。本イベントは、教育改革が目指す新しい学びや改革の現状、教育現場での動きに触れながら、各家庭でどのように備えることができるかについて議論を深めることを目的としたもので、学齢期の子どもを持つ保護者や高校・予備校といった教育関係者を中心に約850人が集まり、参加者の関心の高さがうかがえた。

第1部では、ジャーナリストで東京工業大学特命教授の池上彰氏が「池上彰と学ぶ 大学入試改革も怖くない!時事ニュース読み解きで学力アップ」をテーマに、教育改革によって日本の教育はどう変わろうとしているのか、時事問題を読み解き、ニュースを学びに結びつける重要性を解説した。第2部で登壇した土屋学長は、「教育改革で進む大学の変化~脱学校化の大学教育とは~」と題し講演。教育改革の動きを受けて、大学で起きている変化をアクティブラーニングの事例、世界と日本の学生の比較などを交えて、これからの社会で活躍する人材をどう育てていくか、就職キャリア支援センターで行う「海外インターンシップ」や学部の特長的な活動などを例に、本学の取り組みを紹介した。

第3部のパネルディスカッションでは、教育改革で重視される「主体的・対話的で深い学び」に焦点をあて、池上氏をコーディネーターに、土屋学長、文部科学省総合教育政策局長の浅田和伸氏、大阪府立天王寺高等学校長の吉岡宏氏、朝日新聞EduA編集長の柏木友紀氏がパネリストとして登壇。大学、高校の教育現場ではどのように備え、本人や家庭では今から何をすべきか、ということを大学や行政、高校、保護者、それぞれの立場から議論を深めた。『教育改革』という世間の関心が高いテーマだったこともあり、来場者は登壇者の話に熱心に聞き入っていた。