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杉原研究特別教授が英国ジャパン・ハウスで講演と工作教室

工作教室の様子 ©Japan House London

明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の杉原厚吉研究・知財戦略機構研究特別教授が、9月末にイギリス・ロンドンのジャパン・ハウスを訪れ、講演と錯視立体工作教室を行った。ジャパン・ハウス ロンドンでは、8月から絵本作家の安野光雅氏の特別展が開催されており、杉原研究特別教授が安野氏の作品の中に描かれた不可能図形の立体化を行っていることから同研究特別教授が招かれた。

初日となる9月27日は、「From Impossible Pictures to Real Objects」と題して講演。さまざまな不可能立体が作れることなどを、実際の立体も展示しながら紹介した。続く28日と29日には、不可能立体の工作教室を合計3回開催。斜面を玉が上るという不可能な動きが錯視で生じる立体を紙で作るという内容で、ロンドン在住の日本人親子や、アーティスト、心理学者、マジシャンなどが多数参加して、にぎやかに開催された。

杉原研究特別教授は、訪問の感想として、「講演と工作教室の両方に参加してくださった方も少なくなかった」「立地の便利さや、展示された日本産の調度品など、日本情報の発信拠点として、外務省がジャパン・ハウスに力を入れていることを感じた」と語った。

ジャパン・ハウス
戦略的対外発信の強化に向けた取り組みの一環として、外務省が世界3都市(サンパウロ、ロサンゼルス、ロンドン)に設置した、日本の多様な魅力を発信する海外拠点。日本に関するさまざまな情報をまとめて入手できるワンストップ・サービスを提供している。
ジャパン・ハウス ロンドンでは、2019年11月21日より『WOW:City Lights and Woodland Shade 都市の光、郷の灯』と題した展覧会を開催予定。詳しくは公式サイト(https://www.japanhouselondon.uk/)から。