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ジェンダーセンター開設10周年記念シンポジウム第2弾を開催

2日間にわたって熱心な議論が繰り広げられた(写真は1日目の座談会の様子)

情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター(センター長=田中洋美情報コミュニケーション学部准教授)は、11月14日と15日の2日間、駿河台キャンパス・グローバルフロントにて、シンポジウム「デジタル社会の多様性と創造性—アートとファッションの新展開」を開催した。これは、ジェンダーセンターの開設10周年を記念した2回のシンポジウム「21世紀の多様性と創造性—学術・アート・ファッションにおける新展開」の第2弾。

今回は、近年の大きな変化である社会のデジタル化に焦点を当て、代表的な'クリエイティブ'領域であるアートとファッションにおける多様性と差異をめぐる動きや創造的な実践・活動について、チャンスとリスクの両面から議論が展開され、学内外より両日合わせて200人を超える参加者が集まった。

1日目のオープニングセッションでは、アーティスト・音楽家として活躍されている渋谷慶一郎氏と大黒岳彦情報コミュニケーション学部長による基調講演、キュレーターの四方幸子氏を交えた座談会が行われた。渋谷氏は、講演・座談会を通じて、人間とテクノロジーの境界という二項対立を超えた音楽とテクノロジーの可能性を提示した。

2日目は、「生命・身体・社会へ—境界を問うアートの新地平」と「日常、アイデンティティ、メディア—境界を問うファッションの新地平」と題し、アートとファッションをテーマにした2部構成のパネルセッション。国内外の著名なデザイナーや研究者によるパネルセッションとディスカッションが行われた。

あいさつに立った土屋恵一郎学長は、センターについて、「ジェンダー問題に関する取り組みを進める本学にとって重要な機関」だと紹介し、今後のさらなる活動に期待を込めた。