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首都圏11地区父母会「就職懇談会」を開催

首都圏11地区父母会(東京都東部・西部・南部・北部・多摩、神奈川県東部・西部、埼玉県東部・西部、千葉県東部・西部地区)は10月19日、駿河台キャンパスで、同地区の3年生父母を対象とする「就職懇談会」を開催。文系学部生の父母約500人、理系学部生の父母約150人、合計約650人が参加した。

この懇談会は、父母が就職に関わる理解を深めることを目的に、学生の就職指導にあたる就職キャリア支援部の全面協力により開催されている。就職に対する父母の不安を少しでも和らげ、親子の対話が得られることを願って1989年から続けられている。

本年度は、輪番制の座長を神奈川県西部地区父母会の大久保昭彦会長が、副座長を東京都西部地区父母会長の栗林哲哉会長が務め、父母の手による父母のための就活勉強会が開催された。

参加父母数は、好調な求人状況もあり昨年より減ったものの、アンケートでは「とても参考になった」「親として子どもを支援する心構えができた」などの感想が多く寄せられ有意義な懇談会になった。

中核都市圏の各地区父母会が主催する「就職懇談会」や「就職勉強会」が開催されおり、就職に対する父母の理解、子どもへの支援のあり方を考えてもらう貴重な場となっている。また、「就職懇談会」として開催されない地区でも、5月から7月にかけて各地で開催される父母懇談会の中で、就職情報が提供されている。

4月中旬の新聞紙面には「通年採用」の文字が踊った。日本私立大学団体連合会就職問題委員会委員長や文部科学省就職問題懇談会副座長を務める土屋恵一郎学長は、学生を取り巻く就職問題を通じて、若者の将来や、大学のあるべき姿について、国や経団連などと精力的に話し合い、現在も折衝を重ねている。その結果、日本式の新卒一括採用方式が社会の安定に大きく寄与していることや、じっくりと大学の勉強に取り組むことが大切であるという理解が少しずつではあるが得られはじめている。