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長崎県と連携協力に関する協定を締結

式典参列者による記念撮影

明治大学と長崎県は「連携協力に関する協定」の締結式を、10月27日、駿河台キャンパス・貴賓室で実施した。

本件は、本学の自動運転社会総合研究所が長崎県対馬市との「地域の持続的な発展に向けた共同研究事業等に関する連携協定」を締結し、自動運転の実用化に向けた研究等を推進する中で同市との交流を深めていったことがきっかけとなっている。このたび、この縁をさらに発展させ、長崎県との協定締結に至った。

長崎県は、諸外国との交流の歴史が長く、海外の技術や文化を取り入れて、日本社会を牽引してきた地域の一つで、2015年に世界文化遺産登録を受けた「明治日本の産業革命遺産」や、同じく2018年に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」など、世界に認められる産業・文化等の地域資源を豊富に有している。今後、これらの地域資源と明治大学の知的財産を相互に活用し、人材交流や学術・文化・産業等の振興を目的とした幅広い連携を展開していく。

協定締結式には、本学から土屋恵一郎学長、竹本田持副学長(社会連携担当)ら関係者と、長崎県からは中村法道知事らが出席。会場には長崎県出身の学生3人も来場し、中村知事と懇談する場面が見られるなど、和やかな雰囲気の中で式典が執り行われた。

中村知事は、あいさつの中で「長崎県は人口減少社会における課題先進県となっており、それらの解決と地域の活性化に向けた取り組みを推進していきたい。その中で明治大学の特色ある教育・研究の発展に寄与していきたい」と今後の連携に対する期待を述べた。

これを受け、土屋学長は「明治大学の総合大学としての強みを活かした連携、特に地方創生や農業と地域振興、さらにスポーツや文化面における交流も活発にしていきたい」と意欲を示し、協定書を取り交わした。

また、本式典後にはこの協定締結を記念したリバティアカデミー長崎県連携講座「隠元禅師と黄檗文化」が開講され、駿河台キャンパス・リバティホールに約230人が来場した。
(社会連携事務室)