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研究活用知財本部が新技術説明会を開催 —明治大学の研究の実用化を展望

杉原研究特別教授の説明を聞く多くの来場者

研究活用知財本部(本部長=長嶋比呂志農学部教授)は2019年12月10日、研究成果を実用化するための企業等向け新技術説明会を、科学技術振興機構(JST)と共同で、JST東京本部別館ホール(千代田区)で開催した。これは、研究者が自らの特許技術について実用化を展望した技術説明を行い、広く実施企業・協働パートナーを募ることを目指して催されたもの。

今回は文部科学省の私立大学研究ブランディング事業にも選定されている数理科学の分野から4つのテーマの発表があり、4人の研究者が登壇。それぞれ25分間の説明を行い、発表後には研究者との面談を希望する企業担当者との個別面談の時間が設けられた。個別面談では、技術の詳細についての質疑応答や具体的なパートナーシップ締結に向けた相談が行われた。発表タイトルと説明者は次の通り。

発表タイトル 説明者
理想的特性を有する衝撃吸収構造を折紙工学で実現 萩原 一郎(研究・知財戦略機構先端数理科学インスティテュート特任教授)
少量の教師データでの効率的な機械学習型予測器の構築 櫻井 義尚(総合数理学部ネットワークデザイン学科准教授)
美的な形状のまま折りたためる多用途の飲料容器 奈良 知惠(研究・知財戦略機構先端数理科学インスティテュート研究推進員)
変身立体組み立て玩具 杉原 厚吉(研究・知財戦略機構先端数理科学インスティテュート研究特別教授)