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男女共同参画推進センター「誤解の多い働き方改革:生活改革との好循環を」

「働き方改革とは時間を大事に使うこと」と伝える佐藤氏

男女共同参画推進センターは1月8日、駿河台キャンパス・グローバルホールで佐藤博樹中央大学大学院戦略経営研究科教授・東京大学名誉教授による講演会を開催した。これは、「明治大学男女共同参画推進基本計画」の基本理念にのっとり、男女共同参画に関する理解の促進を目的として、同センターが毎年開催している講演会で、今回は、本学役員および教職員を対象として行われた。

講演会は「誤解の多い働き方改革:生活改革との好循環を」と題し、佐藤氏は「働き方改革の目的」「働き方改革の進め方」「働き方改革と生活改革の好循環への取り組み」「『変化対応行動』を高める取り組み」の4つをポイントとしてあげ、安易に残業時間を減らすことに意識を傾けるのではなく、働き方改革の目的を正しく理解し、時間意識の高いメリハリのある働き方の重要性を説いた。さらに、働き方改革の定着に必要な条件として、仕事以外の生活を大事にする生活改革の同時進展の重要性を説き、「豊かな人生は仕事の充実とともに仕事以外の生活の充実があって実現するものだ」との考えを示した。

講演会には土屋学長、柳谷理事長、学部長をはじめ多くの教職員が出席し、本学において多様な人材が活躍できる働き方の実現に向けて、多くを学ぶ機会となった。