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レインボーサポートセンターのプレオープンイベント『絵本を通して考える多様な性のあり方』

『じぶんだけの いろ』を読み上げる相談員の松永さん

学生支援事務室は、2019年12月12日、駿河台キャンパスで『絵本を通して考える多様な性のあり方~自分らしさを語り合おう~』を開催した。ジェンダー・セクシュアリティ専門相談員が進行を務め、4冊の絵本を通して、多様な性のあり方や「自分らしさ」について、お茶を飲みながら語り合うワークショップ形式で行われた。

冒頭、浜本牧子副学長(男女共同参画・障がい者少数者支援担当、農学部教授)と土屋恵一郎学長が参加学生に向けてメッセージを送った。浜本副学長は、今回の企画が2020年2月開設の「明治大学レインボーサポートセンター」のプレオープンイベントであることを紹介。土屋学長は、本学の建学の理念「権利自由」「独立自治」に言及し、「大学は、あらゆる生き方や可能性を持っている人にとって自由で寛容な場であってほしい。明治大学が先駆者となって、さまざまな形のあり方が受け入れられる環境をつくっていきたい」とセンター開設と今回の企画への期待を述べた。

ワークショップは、NPO法人性同一性障害支援機構相談員で大学キャリアカウンセラーの松永美佐寿さんが司会を務めた。レオ・レオニ作・絵『じぶんだけの いろ』(訳:谷川俊太郎)など4冊の本を取り上げ、本を読んだ後に参加者同士で感想や自分の考えなどが話し合われた。この会の中で知り得た他人の情報は他言しない、相手の話は否定しない、などのルールが設けられ、お互いの違いを尊重し、認め合う機会となった。

レインボーサポートセンターは、2018年に公表された「明治大学ダイバーシティ&インクルージョン宣言」に基づき、多様な性に配慮した施策の推進を目指すために、2月に開設された。