駿風

昨年に続き独自に実施した大学ブランドイメージ調査の結果を見た。対象は全国規模での受験生世代とオープンキャンパス来場者だ。本学のイメージは端的に言うと、「偏差値が高く、キャンパスの雰囲気が良く、施設設備が充実している」。保護者には「スポーツの明治」が強い一方、受験生にはグローバル教育や国際化のイメージが浸透しつつある。近年の学内の体制整備と広報努力に手応えを感じるものの、大規模総合大学ゆえに没個性的と言わざるを得ず、複雑な気持ちでもある。

受験生のニーズは多岐にわたるが学部・学科ごとの特徴や学びの内容への関心は高く、情報源は「大学ホームページ」「パンフレット類」「オープンキャンパス」「高校教員」。各部門にはさらなる充実と、その内容を大学として効果的に発信していくことがこれまで以上に求められている。全教職員が広報に関わる積極的な意識を持てるように学内広報マインドを醸成し、創立140周年、そしてその先の150周年に向けて明治大学を盛り上げていきたい。