Go Forward

卒業生の言葉~学び舎をあとに~

空色の気持ち

商学部商学科 川﨑 結喜

明治高校在学中、先生から「何のために大学で勉強したいのですか」と問われました。明治大学の志望理由を添削していただいたときのことです。思い返せば、先生が私から引き出そうとした答えは「公認会計士になる」といった具体的な目標だったのかもしれません。ですが、当時の私は「なぜ大学へ行くのか」という問いとして受け取り、入学後も思い出しては、その時々に納得のいく回答を作りました。

その一つに、大学生活で得たものが大学へ行った理由になるという考えがあります。例えば親友やゼミの仲間と共にした時間や、ロシアの舞台でバレエを踊った経験は、この上なく贅沢なものでした。

他の回答として、物事を広く学ぶことが世界を愛する行為そのものだと考えました。「愛の反対は無関心」と言いますが、もし無関心でない(関心を持つ)ことが愛することと同じ意味を持つとすれば、直接的な実益に繋がらなかったとしても、学ぶことに大きな意味があると思います。

こうした回答の模索を含めて、4年間の刺激の中でさまざまな考え方や知識を得ました。それをより良い未来を切り拓くための糧とすることで、お世話になった方々や仲間への感謝を示したいです。

熱くて優しい同級生

総合数理学部先端メディアサイエンス学科 湯浅 賢悟

明治大学に入学してから4年が経ち、卒業を迎えました。大学は高校までとは違い、学部で細かく分かれているためか、4年間の大学生活を通じて、近しい志や似た趣味を持つ同級生と出会う事ができました。彼らとは、授業の延長線上としてソフトウェアを開発しようと共に白熱した事や、共通の趣味に関して朝まで声を荒げながら議論した事もありました。しかし、私が悩んでいる時には理由を聞かずとも手を差し伸べてくれるような優しさもあり、私自身の精神的な支えになってくれていました。そういった熱さや優しさに触れられた事こそが、私にとっての大学生活での一番の学びです。

社会に出てからも、良きライバルとして、心を交わせる友として、同級生と同じ目線で並んで立っていられる事が私の目標です。そのため、同級生に置いていかれないよう、また、置いていかないよう、熱く優しくありたいと思っています。

最後に、素晴らしい友と出会えた環境を作ってくださった諸先生方や職員の皆さま、そして両親には心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。