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金沢泉丘高等学校で特別授業を実施—理数科の1年生を中心に約50人が理工学部・黒田教授の授業を体験

金沢泉丘高校の約50人の生徒が参加

明治大学は2月28日、石川県立金沢泉丘高等学校で特別授業を実施した。理数科の1年生と同校SSHロボット部の2年生約50人が本学の学びを体験した。

これは、地方における広報活動の一環として、有力校の高校生を対象に、本学の学びを体験してもらい、大学で学ぶ意義を伝えるとともに、地方での本学への親近感と認知度向上を目的としたもの。同校がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されていることから、理工学部機械工学科の黒田洋司教授(ロボット工学研究室)が講師を務めた。

「ロボットで未来の社会をつくる」と題し、登壇した黒田教授は、冒頭に、近年AI技術の発展と共に、ロボットが工場から社会に進出し、活躍できるようになってきたことを挙げ、ロボット技術とはどんなものか、ロボットがどのような社会問題を解決できるのか、これからどのようなことをしていくべきなのかについて紹介した。

参加した生徒たちからは、「今まで、世の中のさまざまな作業がロボットに取って代わられることに対して、良い印象をもっていなかった。しかし、生産人口がどんどん減少している現代の日本で、人間にとって非効率的な仕事はロボットが担う一方、人間がするべき仕事はちゃんと残しておくというロボットの在り方を知り、ロボットの見方が少し変わった」「ロボットが身近な社会に浸透してきていることが分かった。ロボットとの共生社会を考えて、日々学んでいかなければならないと思った」などの感想が寄せられた。