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ピップ㈱と明大生が共同開発—女子高生をターゲットにした新商品を提案

ブラックとネイビーの2色 マーケティング研究会の学生らとピップ㈱の担当者ら

明治大学公認サークル「マーケティング研究会」(部長=小川智由商学部教授)とピップ㈱が共同開発した女子学生向け靴下「SLIMWALK for school 着圧細見えメイクソックス」の販売が3月に開始された。

マーケティング研究会の学生らは、2018年に開催された、大学生を対象とした同社協賛のビジネスコンテストに参加。「スリムウォークのユーザー拡大に向けた新シーンでの商品コンセプト」というテーマに対して、女子高生をターゲットにした新商品企画を提案し、全14チームの中から最優秀賞に選ばれ、共同開発に参加することとなった。

学生らは月に1度、早稲田大学マーケティング研究会の学生と共にピップへ通い、同社の開発チームと打ち合わせを重ね、価格設定からターゲティング、パッケージデザインなど詳細部分まで企画に参加。「細見せしたい」という女子高生のニーズを叶える新しい着圧ソックスを2019年末に完成させた。

学生らは、「机上の勉強やコンテストとは違って、新たな視点に気付かされた」「良いものを作りたいという強い気持ちから意見が対立したこともあったが、(良い商品が完成して)有意義な経験になった」と喜びを語った。

同社担当者は、「コンテスト開催当初、商品化の予定はなかったものの、素晴らしいアイデアに感銘を受け商品化に至った」と開発の経緯を述べるなど、両者の熱意がこもった新商品開発企画となった。

この商品は同社が販売する「スリムウォーク」シリーズで初の学生向けラインナップとなり、全国のバラエティショップやネット通販などで販売中。