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明治大学学生・教育活動緊急支援資金 学生緊急支援ファンドを創設—大学拠出5億円に加えて校友会から2億円の寄付

(左から)大六野学長、北野校友会長、柳谷理事長、大原理事

このほど、感染症の流行や災害の発生等の不測の事態による被害に備えるとともに、その被害を受けた学生の支援および本学の教育活動を維持するための支援を使途とした「明治大学学生・教育活動緊急支援資金」(通称:学生緊急支援ファンド SERF:Student Emergency Relief Fund)が設立された。

このファンドに対して、明治大学校友会から2億円が寄付されることとなり、緊急事態宣言解除後の5月26日に駿河台キャンパス・大学会館において、北野大校友会長から柳谷孝理事長への目録贈呈が行われた。柳谷理事長に加えて、大六野耕作学長と大原幸男経営企画担当常勤理事が出席した。

今回寄付された2億円は、校友会が毎年積み立ている校友会基金から拠出されたもので、北野会長は「この基金は歴代の校友の皆さまが積み立ててこられたもの。このような状況下で困窮している本学学生のために役立てていただきたい」と述べた。

このファンドは、大学拠出の5億円に校友会からの2億円を加え、7億円規模でスタート。今後、各年度での追加拠出や、校友・教職員からの寄付などを募り、2023年度までに総額10億円を超えるファンドとする予定。

また、春学期に実施しているオンライン授業に関する学生アンケートの結果、自宅の通信環境や印刷環境などの学習環境が不十分であるとの声を受け、これらの整備のための支援として希望する学生1人あたり1万円の支給を決定し、この原資としてファンドの資金が活用されることとなった。
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