Go Forward

新型コロナウイルス感染症の拡大により、全国の競技場から選手と観客の姿が消えてしまった。6月初旬現在、各団体で競技再開に向けた議論が進みつつあるが、学生競技についてはまだ未定のところが多いようである。かつて体育会系の部活動に関わっていたことがあり、競技に真摯に向き合う学生達、熱心に応援するご家族の方々を間近で見てきただけに、その心中は察するに余りある。

今後、各大会が開催されることを祈るばかりだが、学生競技連盟の役員経験もあるため、大会主催者の苦悩も理解できる。会場設備、宿泊、移動やスポンサー対応等、複雑に絡み合う問題を整理しつつ、わずか先も予測困難ななか、開催の可否に関して、どちらにせよ重い決断を迫られている。

私のゼミにも体育会学生が数名いるが、現在は練習もままならない状況とのことである。明大の学生達が競技場で躍動し、明治を応援する声が観客席から響く日常が、一日も早く戻ってくることを多くの関係者、ファンとともに待ち望んでいる。