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法学部 オンライン留学生受入プログラム「Law in Japan Program @ Home」

小室教授「Introduction to Modern Law」の授業の様子

法学部は7月23日から29日まで「Law in Japan Program @ Home」の試行プログラムをオンライン上で実施した。学部間協定校のサンパウロ大学法学部、南京師範大学法学院の学生をはじめ、ブラジルと中国から学生と社会人300人が参加した。

「Law in Japan Program」は、日本の法制度を英語で学ぶ夏期短期留学受け入れプログラムとして2009年度以降、毎年夏に実施されてきた。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け中止となったが、法学部のオンライン授業をリアルタイムで配信し、海外の学生らが参加する形で開講。労働法、法人類学など5つのテーマについて講義やディスカッションが英語で行われた。

小室輝久法学部教授による専門演習の授業では、法学部生が「感染症防止に関する政策」、「差別問題」、「同性婚とシビルパートナーシップ」の3つのテーマについて、オンライン会議システムZoomを通じてプレゼンテーション。発表を受け各国の参加者は、資料の共有やチャットツールで意見交換をするなど、オンラインならではの機能を活用した活発な交流を行った。

法学部は、今回の試行を踏まえ、将来的に同プログラムをオンラインでも提供していきたいとしている。

参加者の感想

高橋 景太郎さん(法学部3年、サンパウロ大学での留学経験者)
プログラムを通して、ブラジルと中国の学生から大きな刺激を受けることができました。講義に積極的に参加する姿勢や知識の豊富さに感化されました。この経験を今後の学生生活の糧としていきたいと思います。

丁 点涵さん(南京師範大学 法学院大学院3年)
今夏、明治大学のLaw in Japan Programに参加できないと聞いた時はとても悲しく思いました。しかし、オンラインでプログラムが実施されたことで、より多くのクラスメートが参加することができ、日本の法律と文化を多く学ぶことができました。初めて聞くこともあり、読書だけでは確かでなかったことを色々理解することができました。

Ana Julia Lissa Sato Chubaciさん(サンパウロ大学 法学部5年)
多くの国境が閉じられている状況下で、Law in Japan Program @ Homeでは、世界が直面している諸問題を考えた時に、特に重要なテーマについて国境を越えて議論することができ、とても充実した経験となりました。また、学生が日本法を学べるだけでなく、素晴らしい教員や学生たちと知識や経験を交換できる、他にない機会になりました。