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駐バチカン大使の岡田氏が柳谷理事長を表敬訪問

来訪した岡田大使(中央右)らと柳谷理事長(中央左)

6月に駐バチカン特命全権大使に任命された本学校友の岡田誠司氏(1979年法学部卒)が、7月17日に明治大学を訪れ、柳谷孝理事長と懇談を行った。

岡田大使は、本学卒業後に外務省に入省し、世界各国での要職を経て2017年から南スーダン特命大使を務めてきた。6月12日付で発表された外務省の人事異動でバチカン大使に任命され、公務の合間を縫う形で本学への来訪が実現した。

岡田大使を出迎えた柳谷理事長は、今回の来訪と共に、2014年に当時在バンクーバー日本国総領事だった岡田大使が国際日本学部で講演会を実施したことについて謝辞を述べ、「コロナの影響を含めて、保護主義的発想の台頭や所得格差の広がりなど世界的な問題は山積している。そのような状況で、岡田大使の活躍は明大生にとってあこがれであり目標でもある」と語った。

それを受けた岡田大使は、「2014年当時と比べて、グローバライゼーションの動きは逆方向に進み、日本の針路をどのように取っていくかということは非常に大きな課題」とした上で、「若い方々には、違う環境に飛び込み、新たな価値観に触れてほしいと常々考えている」と述べるなど、世界情勢や留学に関する話題など、終始話に花が咲いた。

バチカン
「教皇聖座(カトリック教徒の総本山)」と「バチカン市国」の総称。宗教機関でありながら国としての側面を持つ。元首はローマ教皇。人口615人(2018年10月)、面積は約0.44平方キロメートルで独立国としては世界最小。2020年には日本との国交樹立78年を迎えた。