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校友会長 北野 大「校友の皆さまへ」

本年7月の豪雨により被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。会員の皆さまにおかれましては、平素は校友会活動に多大なご尽力をいただき本当にありがとうございます。昨年夏に校友会長に就任いたしましたが、この1年、特に今年に入ってからはまさに激動の1年でした。新型コロナウイルス感染防止対策のため、校友会の最高の意思決定機関である定時代議員総会や香川県で予定されておりました全国校友大会、さらにはほとんどの支部総会、地域支部総会が中止になりました。私は校友同士が直接一堂に会し、旧交を温め、親しく懇親を深めるのが校友会活動にとって何とも大切と思っております。

現役学生については対面授業ができなくなり、遠隔授業のための機器の購入、さらには生活費のためのアルバイトがなくなるなど、大きな影響が出ております。

我らが母校、明治大学は「明治大学学生・教育活動緊急支援資金」を設定しました。この基金は今回の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急支援資金として用いられるばかりでなく、今後予想される水害や地震被害の学生に対しても使用されることになります。このように幅広い被害を対象とした基金の発足に対し、理事会をはじめとする大学の執行部に心から敬意を表します。校友会はこの基金に2億円を寄付いたしました。「母校が万が一の際に、お役に立ててもらう」という、長年にわたる校友会会員の皆さまの母校への思いがこの基金の拠出につながりました。会員の皆さまには基金の趣旨にご理解をいただいたことに感謝申し上げると同時に、さらなるご支援をいただけますよう、お願い申し上げます。

来年には定時代議員総会、全国校友大会をはじめ各支部総会が盛大に開催され、校友一同、肩を組みあって我らが母校の校歌を声高らかに歌える時が来ることを祈り、ご挨拶に代えさせていただきます。