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連合父母会Zoom全国会長会議 2020年度 新役員決まる

明治大学連合父母会は7月11日、オンライン会議システムZoomを使い全国会長会議を開催した。全国57地区および海外4父母会の各会長が出席し、2020年度の連合父母会の新役員を選任するとともに、コロナ禍での父母会活動の方針や、本年度の父母会事業の遂行状況などが審議・報告された。連合父母会長には、2019年度同副会長で兵庫県父母会の小林めぐみ氏が選出された。

「明治大学活動制限指針レベル2」感染への高度な警戒が必要な状態。授業は原則オンライン授業。学生のキャンパスへの入構は原則自粛。課外活動は原則禁止。といった防疫措置が取られる状況下の7月、新たに2020年度の各地区父母会の会長に就任したメンバーで開催される全国会長会議も、駿河台キャンパスに集合しての対面での会議は行えず、5月の同会議に続き今回もZoomにより開催された。

このオンライン会長会議には、須藤政弘連合父母会長、各地区の新会長、連合父母会2019年度執行部役員から、会計・広報・交流会担当の小林めぐみ副会長、学生支援・スポーツ応援担当の栗林哲哉副会長、地方活性化およびスポーツ応援・東日本担当の吉永克彦副会長、地方活性化およびスポーツ応援・西日本担当の増田愉美副会長、今村健顧問、波多野宏一顧問が出席した。

父母会名誉会長を務める大六野耕作学長も自宅からアクセスし、議事に先立ち、日頃の父母会活動への謝辞を述べるとともに、コロナ禍における大学の対応について説明し理解を求めた。

会議は、会則に基づき須藤会長が議長となり開会を宣した。昨年度の連合父母会事業について須藤会長は、「概ね無事に開催することができた」としながらも、「年明けのスポーツ応援事業などからコロナの影響を受け始め、2020年3月中旬に予定していた北京大学での中国父母会懇談会は残念ながら中止せざるを得なかった」と報告した。また、広報活動について父母会ホームページでの発信数が、2018年度比1.3倍の578件、写真だけでなく動画も発信され閲覧数も増えるなど、父母会活動の重要な情報基盤として活用が進んだと報告した。

続いて学生支援を担当する栗林副会長からは、卒業記念品事業として、明大カラーかつ同マークが刻印されているクロスのボールペンを昨年度同様に手配したことが報告された。卒業生への贈呈は、式典が中止となったためインターネット経由で郵送先を登録してもらい、校友会の記念品とともに、ゴールデンウイーク明けに大学から送付したことが報告された。

また、「この感動を地方へ。全国へ。Mスポ全力応援宣言!」に基づく活動として、スポーツ応援東日本担当の吉永副会長は、札幌で1月12日に開催されたワールドカップ女子スキージャンプに出場していた政治経済学部3年生、丸山希選手を北海道札幌地区父母会役員の方たちと一緒に応援できたことについて報告。さらに、「その前日に新国立競技場で行われたラグビー大学選手権応援から家に帰ることなく、飛行機に飛び乗っての強行軍応援だったが、感動と元気を分けてもらった」と述べた。西日本担当の増田副会長は、昨年10月16日にリバティタワーで行われた、体育会部長・監督との懇親会に触れ、「歓談を通じて、試合情報や競技ルールを教えてもらうなど、素晴らしい関係が築けた」と振り返った。

連合父母会顧問からの業務監査報告では、「2019年度前半は、須藤会長の強いリーダーシップのもと、年度計画どおりの活動ができた。後半は新型コロナ感染拡大に伴い、活動自粛を余儀なくされた期間であった」と報告された。さらに、後半を振り返り「卒業式・入学式も中止となる未曾有の事態の中、準備いただいた役員の皆さまには心苦しい思いだったが、歓迎行事をはじめ父母会総会・懇談会など全父母会活動を中止とした。本来、会長会議をへての重要決議事項であったが緊急事態宣言の発出もあり、メール等で各地区会長より賛同・協力を得て現在に至った」と今までない緊急避難的な措置であったとした上で、「会議運営や総会資料の掲示など、ホームページの活用も今後の新たな運営方法として検討すべき」とデジタル技術の積極的な導入提言もなされた。

業務監査報告に続き、再びPC画面に登場した須藤会長は、2020年度の父母会総会・懇談会が大多数の地区で中止されたことに伴い、総会資料のホームページ公開と1カ月程度の質疑期間を設けることによる措置が取られたことに触れ、「混乱もあったものの、皆さまの協力により本日を迎えることができた」と感謝を述べた。そして、「大学側に要望していた懇談会を、Zoomを使ったオンラインで8月に実施できることになった」と報告し、参加と協力を呼びかけた。

続いて、連合父母会の役員改選が行われ、兵庫県父母会の小林めぐみ氏が連合父母会長に就任した。あわせて、会則に基づく副会長4名、会計監査3人が選出された。

その他の報告事項として、学生たちの手による「校歌誕生100年記念プロジェクト」の取り組みを引き続き支援していくこと、2024年に迎える連合父母会50周年事業の答申がなされ、実行委員会を組織していくことが報告された。


安全・安心、健康を最優先に

今後の連合父母会活動について、新型コロナウィル感染症の収束が見通せない状況であることから、当面の父母会行事は、安全・安心そして健康を最重要かつ最優先にする方針が示され採択された。

秋の恒例イベントである父母交流会についても、大学施設の使用が難しいことが予想されるため、オンラインでの実施が提案・了承された。実施にかかわる詳細は、新執行部に託されることになった。