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研究活用知財本部「アグリビジネス新技術説明会」で長嶋本部長が代表あいさつ

オンライン会議システムを通じてあいさつを行った長嶋本部長

研究活用知財本部の長嶋比呂志本部長(農学部教授)が10月13日に開催された「アグリビジネス新技術説明会」で、幹事校代表としてあいさつを行った。

このアグリビジネス新技術説明会は、科学技術振興機構(JST)と、東京農業大学、日本大学、玉川大学、東海大学、明治大学の共催で行われ、研究成果を実用化するための企業等向けイベント。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで開催となった。

長嶋本部長は、オンライン開催の準備にあたった関係者、参加者への謝意とともに、過去3回の説明会開催後、大学と企業の共同研究に発展した事例が複数あったことを紹介。さらに、企業において基礎的研究に多くのリソースを割くことができない分野での共同研究のメリットと、それらがもたらす大学の研究力と教育の質的向上などの期待について言及し、「産業界と大学の双方にとって有意義な機会になれば」と締めくくった。

アグリビジネス新技術説明会では、明治大学から農学部の矢野健太郎教授が「新規ゲノム産業創出に向けた多検体サンプルからの有用遺伝子探索法」と題した発表を行うなど、5大学から5人の教員が登壇。参加者に向けて新たな研究成果を公開した。

今回共催した5大学はそれぞれ農学系の学部を有する首都圏の私立大学で、2005年度から「アグリビジネスフォーラム」を形成し産学連携イベントに取り組んできた。2020年度のフォーラムの活動の一環として通算4回目となる「アグリビジネス新技術説明会」の開催を計画。明治大学が今年度フォーラムの幹事校を務めていることから、本説明会での代表あいさつに至った。