このほど、明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の杉原厚吉研究・知財戦略機構研究特別教授の錯覚作品が、岐阜県高山市の飛騨山王宮日枝神社に奉納されることとなり、10月22日、現地で錯視賽銭箱奉納奉告祭が斎行された。
奉納された作品は、ある方向から見ると正方形を並べた格子に見え、反対側から見ると銀杏の葉を敷き詰めたタイリングに見えるという「錯視立体」。それぞれ1種類の形が重なりや隙間もなく敷き詰められたパターンとなっていることが特徴で、「変身タイリング」という新しい錯視立体の設計技術を応用した作品となる。
杉原研究特別教授による賽銭箱の蓋の設計は、石上布都魂神社(岡山県赤磐市)に次いで2例目となる。
(本紙第719号既報)