Go Forward

明大関係者にとって、今年もスポーツの楽しみな季節がやってきた。ラグビーや箱根駅伝を始めとして、サッカーにスキーやスケートなどのウィンタースポーツまで、紫紺の戦士たちの活躍が待ち遠しい。

今年はコロナ禍の影響で、選手たちの環境も様変わりであったことだろう。練習も思うようにできなかったり、目標としていた大会がキャンセルになったり、体力と気力を維持することも大変であったに違いない。

スポーツが観ている人々に感動を与えるのは、その技や記録が優れていることだけではあるまい。そのパフォーマンスに到達するまでの選手たちのたゆまぬ努力や、それを引き出した周囲の環境などのストーリーもまた、観ている人々の心を動かすのである。

「明治大学スポーツ推進ステイトメント」は、スポーツを通じた社会・地域・国際貢献を謳っている。いまや明治大学のスポーツは明大関係者だけのものではない。多くの方々に支えられ、感動や喜びも共有している。コロナ禍にあったこの一年を、紫紺の戦士たちが「前へ」の精神で締めくくってくれることが、大いに楽しみである。