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就職キャリア支援センター 海外で働く校友と直接交流「駐在員セミナー」

日本とインドネシア、シンガポールをつないで行われた(左上が佐々木氏、下が中村氏)

就職キャリア支援センターによる就職活動支援行事の一つとして、11月11日に、「駐在員セミナー」が実施された。セミナーはオンライン会議システムZoomを使用したウェビナー形式で行われ、総合商社と物流企業からそれぞれ海外駐在員として活躍する本学校友をゲストに招いて行われた。

1人目は、総合商社の駐在員として、現在インドネシアに出向中の佐々木結一郎氏(2016年経営学部卒)。佐々木氏は入社後、国内業務に3年間携わり、2019年から現在の出向先で業務に当たっている。現地社員との文化や考え方の違いなどによるトラブルと、それを乗り越えたエピソードなどを紹介し、駐在員業務の魅力として「仕事の範囲が広がり、日本ではできない経験ができる。(日本人社員が少ないことから)若くしてマネージメント業務に携わることができてやりがいを感じる」と語った。

2人目は、物流企業で海外現地法人の営業・オペレーション支援に携わる中村大介氏(2002年農学部卒)。中村氏は国内業務に16年間携わり、2018年からシンガポールを拠点に、南アジア・オセアニア地域のマネージャーを務めている。中村氏は、「海外に出てみると、文化や宗教、観光地など日本のことを知りたがる人が多いことに気付く。赴く先の地域を理解することも重要だが、自分の国について正しく話せることも海外の方とコミュニケーションを図るきっかけになる」と、実体験に基づくアドバイスを送った。

受講した学生からQ&A機能を活用して多数の質問が寄せられ、両氏は一つ一つ丁寧に回答した。遠く離れた場所にいる校友とリアルタイムで交流ができるという、オンラインならではのメリットを生かした企画となった。