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商学部 スノーピーク山井会長とスープストックトーキョー松尾社長が対談

対談の最後に行われた記念撮影(前列中央左から松尾氏、山井氏)

商学部は11月25日、特別招聘教授で㈱スノーピーク代表取締役会長の山井太氏(1982年商学部卒)と、㈱スープストックトーキョー取締役社長の松尾真継氏の対談を和泉キャンパス・図書館ホールで開催した。対談は総合講座B(ビジネスの現場)(富野貴弘教授、齋藤美和子特任講師)の授業に両氏をゲスト講師として迎え実現した。

授業は、富野教授が提示した「働くということ」「ビジネスについて」「20歳の人たちへ」という3つのテーマに沿って進行。山井氏は、どのようなビジネスも目指すところは社会問題の解決であると言及し、「日常生活上のふとしたできごとに違和感を抱けることが大事」だと述べると、松尾氏はファミリーレストランに出かけた際に抱いた違和感が新事業立ち上げのきっかけにつながったというエピソードを紹介するなど、議論は白熱した。

さらに、ビジネスにおける対人関係の重要性について、松尾氏は「良い経営者となる人は、良い意味で『人たらし』だ」と持論を展開。さらに、「私から見て、山井会長は人間的魅力に溢れていて、まさに『人たらし』を具現化したような人。そのような自覚はありますか」と問いかけると、山井氏は「うちの社員は僕のことを嫌いかもしれませんね」とユーモアたっぷりに切り返し、学生らの笑いを誘った。

対談の最後に、山井氏は学生らに向けて「皆さんの現在の20歳前後という年齢には無限の可能性がある。これからの人生において、能力や可能性を最大化できるような選択をしてほしい」とエールを送った。

対談は感染症感染防止に最大限留意して実施された。未だ対面授業の制限が続く中、ビジネスの現場で活躍する両氏の話を直接聞くことができる貴重な機会となり、学生らは多くの気付きを得た様子だった。