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父母のためのオンライン講演会

オンラインで解説する小松教授

学生相談室は、11月7日、父母向けの講演「キャンパスライフがコロナで激変/学生相談室の役割」を、オンラインで開催した。同講演は、東京都父母会連絡協議会からの依頼を受け実施された。講師は、学生相談員長小松孝徳(総合数理学部教授)と小野寺幸子学生支援部長が担当した。

小野寺氏は、学生相談室は守秘義務の守られた場所であることや、教員やカウンセラーなど多様な相談員が在籍していることを説明。また、コロナ禍の対応として、他大学に先駆け5月からオンラインや電話による遠隔相談に踏み切ったこと、これまで30回を超えるさまざまなオンライン行事を開催したことなど、緊急事態宣言発令以降も学生一人ひとりの悩みに寄り添う学生相談室の取り組みを紹介した。

続いて、小松教授は、最近の傾向として、オンライン授業により人間関係の悩みが減る一方、モチベーションや生活リズムの維持に関する相談が多く寄せられていることを解説。また、「家族と向き合う時間が増えて息苦しさを感じる学生や、家族を心配させたくないため家の中から相談することを恐れる学生もいる。悩みがあることは悪いことではないと、家族が本人を信頼することが大切」と家庭内でのコロナ禍との付き合い方を語った。

参加した父母からは、「何かあれば相談できるところがあると聞き、安心した」「学生や親が困っていること、不安に思っていることをかなり把握してくださっているとわかり、心強く感じた」などの意見が寄せられた。