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杉原研究特別教授が芸術科学会「Art and Science Award」を受賞

明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の杉原厚吉 研究・知財戦略機構研究特別教授がこのたび、(一社)芸術科学会(The Society for Art and Science)の2020年度「Art and Science Award」に選出され、11月1日に授賞式が行われた。

杉原教授は数理工学・計算機科学の研究者であり、特に不可能物体を対象とした研究に従事して、幾何学や数理モデリングの観点から取り組んできた。自らさまざまな不可能立体を創作し、立体錯視アーティストとしても活躍している。現在は、本学の研究・知財戦略機構研究特別教授に加え、東京大学名誉教授として芸術工学分野の中心的な役割を担っていることなどが受賞理由となった。

受賞を受け杉原教授は、「子供の頃からエッシャーなどが好きで、芸術には憧れていました。その『芸術』を冠した賞をいただけたことは、特にうれしいです」と喜びのコメントを発表した。

芸術科学会とArt and Science Award
芸術科学会 (The Society for Art and Science) は、芸術と科学の融合領域を対象とし、文化創造に貢献することを目的として2000年に設立された学会。同学会は、日本の芸術科学に関する学術、技術、または関連事業に対して特別な功労があり、その功績が顕著である者を表彰するため、2016年度からArt and Science Award を制定している。