Go Forward

安全・安心・健康を最優先にデジタルで「つながる」

連合父母会長 小林 めぐみ

新年あけましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウイルス感染症の蔓延により世界中で大きな混乱が起きる中、日本では東京オリンピックの開催が1年延期となるなど社会生活全般に大きな影響を及ぼしました。

明治大学では、春学期がオンライン授業となり、秋学期からは一部の対面授業が再開されましたが、キャンパスの風景は一変しました。

このような状況下で、今年度の連合父母会では、大学からの活動制限指針に基づいて安全・安心・健康を最優先とする父母会活動を推進していくことといたしました。しかしながら、これまでの主体であった「会う」活動の自粛が余儀なくされる中、長期にわたり父母会活動が停滞し空白期間が生じることは、組織の弱体化を招いてしまいかねません。そこで、コロナの収束を待つのではなく、進歩著しいデジタルツールを取り入れることによる「つながる」活動へと移行してまいりました。

具体的には、全国57地区と海外4地区の会長たちとのZoomによる会長会議の開催やウェビナーというweb上のセミナー形式での父母懇談会や就職講演会の実施、そして、父母会ホームページ上に特設サイトを開設し、3週間の期間を設けてのオンライン父母交流会を開催いたしました。いずれも例年のスタイルとは大きく異なりますが、父母会の役割は大学と子どもたち学生を支えることであると考え、今は、安全・安心・健康を最優先に「つながる」ことで、このコロナ禍を乗り越えて前に進んでまいりたい所存でございます。

また、連合父母会では新たにLINEを用いた情報発信を開始いたしました。一度ご登録いただければ、ご自身のスマートフォンに、大学や父母会のホームページなどで発信された父母向けの最新情報を随時選択してお届けするものです。おひとりでも多くのご父母に、お友だち登録をしていただくことで、私たち父母にとりましての第二の母校「明治大学」とのご縁を結び、学生たちが躍動するスポーツ応援や、学生たちの見事な文化・芸術活動の鑑賞などを通じて、再び熱い思いを共有できる日が来ることを心待ちにしています。

デジタル化による「つながる」挑戦は始まったばかりですが、この取り組みによって、各地区父母会が積み重ねてきた歴史や実績に新しい息吹が吹き込まれることは、これからの、そして未来の父母会活動の財産に必ずなると確信しております。

引き続き、父母会活動にご理解、ご協力を賜りますことをお願い申し上げます。

結びとなりますが、新しい年に、長いトンネルの出口から一筋の希望の光が差し、一日も早いこの感染症の収束、そして皆さまそれぞれの日常を取り戻すことができますよう祈念いたします。