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就職キャリア支援センター ㈱小学館と協力 低学年向けキャリア支援企画

チーム作りをオンライン上で行った「チームビルディング会」の様子(2020年10月)

就職キャリア支援センターは2020年10~12月にかけて㈱小学館と協力して、低学年のキャリア支援を目的としたオンラインPBL(問題解決型学習)を実施し、その集大成として、12月22日に最終プレゼンテーションが行われた。

この取り組みは、低学年の学生同士が横のつながりを広げながら、キャリアを考える足掛かりとして実践的な学びを得られるよう、同センターが小学館の協力を得て実施。学部1~2年生の約70人が20グループに分かれ、小学館が出版するギャグ漫画『あさりちゃん』のキャラクターを若者世代にPRするための企画を考案し、フィードバックを受けながら企画書を作成。11月の書類審査を通過した5グループがオンラインによる最終プレゼンテーションに臨んだ。

「100円ショップとの提携」や「Twitter上での大喜利」、「SDGsを背景とした水族館との共同施策」など、各グループがユニークなアイデアを披露する中、駄菓子メーカーとあさりちゃんの共通課題を抽出して認知度向上を狙う企画を提案したNo.10チーム(五十嵐健太さん(経営学部2年)、齋藤鈴夏さん(政治経済学部2年)、林夕季乃さん(情報コミュニケーション学部2年)、櫻井雪乃さん(農学部1年))が、最優秀賞に選ばれた。

同チームの学生らは、「4人のアイデアが重なって企画が生まれた。みんなに感謝したい」(五十嵐さん)、「オンラインという制約もあったが、何でも言える間柄になれてよかった」(齊藤さん)、「みんなで企画を作りあげる経験ができた」(林さん)、「ふとした一言が企画につながることがあった」(櫻井さん)と活動を振り返った。

最後に、全ての参加学生に向けて、小学館の水野隆氏から「企画力とは発想力だけだと思われがちだが、まず重要なのは調査力。オンラインでの活動という制約の中でも、実際の社会現場にヒアリング取材したチームがあり、格別の行動だと評価できる。この経験を今後の学びやキャリア形成につなげてほしい」と総評があり、イベントが締めくくられた。学生から提案された内容は今後、小学館の社内で実装が検討される。