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情報コミュニケーション学部 島田ゼミ企画 『明治大学SDGsコーヒー』が販売開始

島田ゼミの学生らが企画した「明治大学SDGsコーヒー」

情報コミュニケーション学部の島田剛ゼミナール(プロジェクト代表=中山優衣さん、副代表=田口真由さん、どちらも3年)が企画した『明治大学SDGsコーヒー』が完成し、1月から明治大学オフィシャルグッズネットショップで販売が開始された。

このコーヒーは、コロンビアにあるフェダール農園で生産されたコーヒー豆を使用したもので、「品質の良いコーヒーを適正な良い価格で売ろう」という試み。この農園では、現在約80人の障がい者がコーヒーの栽培に携わっている。スタッフのアナ・マリアさんは、「障がい者施設が作ったからという理由ではなく、おいしいから買いたいと思われるコーヒー作りを目指している」と語っていて、ゼミ生らはこの姿勢に共感し、企画を立ち上げた。さらに、コーヒー豆の輸入・販売を手掛ける㈱ミカフェートの代表取締役社長で、コーヒーハンターとして有名な川島良彰氏の協力のもと、商品化が実現した。

島田ゼミの調べによると、市場ではコーヒー1杯が売れた際に生産者の手元へ届くのは、価格のわずか1~3%であるとのこと。ラベルのデザインを担当した桐生康佑さん(3年)は「途上国支援と聞くと、『上からの施し』をイメージするかもしれません。このプロジェクトでは、品質の良いコーヒーには良い価格を支払い、フェダール農園と対等なパートナーとして共に歩んでいくことを目指しています」と語る。

明治大学SDGsコーヒーは、明治大学オフィシャルグッズネットショップ(https://meidaigoods.net/)で1本1650円(税込)で販売中。売り上げは全額現地への支援に当てる予定で、ゼミ生らは支援の内容について議論を進めている。

島田ゼミ 伊集院 竣平さん(3年)

多くの人がコーヒー生産者の貧困の解決に奔走しておられることを知りました。フェダール農園で働く人々がこれからも美味しいコーヒーを作り続け、より良い生活を送れるようになるには私たち消費者がコーヒーに対する理解をもっと深めることが重要です。プロジェクトを通して生産者と消費者が支え合える関係を築きたいと思います。高品質のコーヒーを手に取ってみてください。

「明治大学SDGsコーヒー」の詳細やゼミの活動概要はこちらから
神保町コーヒープロジェクト https://jimbocho-coffee.com/